人気ライトノベルのアニメ化が中止になったというニュースが話題になっています。
「原因はヘイトスピーチだ」という意見が多く出回っていますが、本質的には違うとの意見も!
今回はそんな一件のニュースを分かりやすくまとめてみたいとおもいます!
人気ライトノベル
今回はそもそも「小説家になろう」というWebサイトで人気を博した『二度目の人生を異世界で』という小説が対象のニューすとなっています。
「小説家になろう」って?
「小説家になろう」とは、株式会社ヒナプロジェクトが運営するサイトです。
小説を投稿できるサイトになっており、作者登録をすることで無料で自分の書いた小説をWeb公開出来るシステムになっています。
この中から人気が出ると、実際に小説として出版されるという例も少なくなく、筆者も趣味で複数作品読んでいます。
実際は小説化する際にかなり内容を書き換えますので、Webで読んでいたものとはまた違った作品として楽しむことができます。
筆者が特に好きなのは、「転生したらスライムだった件(通称"転スラ")」「ダンジョンで出会いを求めるのは間違っているだろうか(通称"ダンまち")」ですかね。
その中でも特に人気が出ると、漫画化やアニメ化として発展することになります。
ダンまちは既にスピンオフ作品も含めて漫画化、アニメ化済み。
転スラも2018年内にアニメ化されるという情報があります。
今回の「二度目の人生を異世界で」も例にもれず、今年の10月にアニメ化が決定している作品でした。
「二度目の人生を異世界で」の魅力
既に漫画化はされており、小説と漫画の累計発行部数は100万部を突破している当作品。
主人公が神様(幼女)からお願いされて、異世界で二度目の人生を送るという物語です。
前世での記憶はありませんが、神様が言うには享年94歳。
前世の経験で剣術を始めとした身体能力に長けている主人公。
そんな主人公が異世界で色々な騒動に巻き込まれます。
小説としては2014年に第1巻が発売され、現在までに18巻まで発刊済みという人気作品。
アニメ化も当然の人気です。
かなり根強いファンも多くいるようですね。
原因は?
一番大きく言われているのは、作者によるヘイトスピーチです。
何でも作者は過去にツイッターで中国・韓国に対する差別的発言を繰り返していたんだそう。
それがネット上で炎上し、アニメ化中止に至ったというのが一つの原因だそう。
外国でこの差別的発言に対して騒動や抗議が多くあったようですね。
これを受けて、作者が謝罪をした上で「小説家になろう」からアカウントを消したようです。
また出版社側も作品を差し止め、アニメ化を中止したのですね。
ただ、ツイッターでも言われていますが、1つ忘れてはならない大きな要素があります。
このアニメ化に伴って、担当される声優さんが決まっていました。
なんとこの声優さん達へ脅迫が行われたようですね。
このことにより声優さん達が降板をすることになりました。
つまり、声優さんの身を案じてのアニメ化中止、という経緯もあったのではないでしょうか?
<時系列まとめ>
- 作品の一部分や作者の過去の発言に問題
- 外国で騒動、抗議
- 声優達へ脅迫問題
- 声優達の降板
- 作者のアカウント停止(予定)
- 出版社が作品を差し止める
- アニメ化中止
考察
アニメ化中止問題
まずこのアニメ化中止に関してですが、今後の禍根を残さないように、是非ともアニメ化中止の理由を明確にすべきと思います。
ネット上では色々な(?)憶測が出回っておりますが、それもこれも決定的な理由というわけではなくあくまでファンの見解などが含まれています。
今後の他作品のアニメ化にも影響を及ぼしかねない問題だと思うので、是非とも理由を明確にして頂きたいです。
「二度目の人生を異世界で」の今後
まだ決定とはなっていないそうですが、作者の『小説家になろう』アカウントは削除される予定なんだそうです。
ファンにはとても残念な話ですね。
恐らくこちらでは続きのお話しは公開されないでしょう。
また今回の件で大きな迷惑をかけられたということもあって、出版社も手を引いてしまうのではないでしょうか。
但し、Web小説なんて一度ファンがつけば根強い!
例えば個人サイトで小説を引き続き書くということはできると思います。
また出版社だって他にもたくさん。
別で書き続けてファンの要望が高まれば、他出版社からの小説化カムバックも少しは期待して良いのではないでしょうか?
まとめ
今回は、今話題になっている人気ラノベのアニメ化中止について、記事にまとめました。
一ラノベファンからして、是非とも理由を明確にし禍根を残さないようにして頂きたいと思います。
また作者の方も反省するところは反省して、これからもファンの要望に応えて行っていただきたいと思います。